@花と空(2003年2月制作)


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●長年のパートナーの闘病と死で、it's展を2回休み、3年ぶりに復帰しました。

●慌しく葬儀をとりおこないましたが、ほんとうはどんな風に送ってほしかったのか、あとあと考えました。

●最期ってどんな感じなんだろう。死んだ後どうなるんだろう、どこへ行くんだろうって、ずっと考えていました。

●作っているうちについ鎮魂・供養系の作品になってしまいました。


浮遊花園 

floating in garden


ずっと住処だった身体を離れて、漂うなら花園がいい。木々や草花が香り、微かな風が吹いて。暑くもなく寒くもなく。暗くもなく、眩しくもなく。そんなところに居てくれたら・・・と思います。
雲飛行機

farewell flight


こーんな感じで飛んで行ったのかなあ。雲みたいにプクプク肥ってたし。飛行機も一緒によく乗った。一目で健啖家とわかるのか、アテンダントが「機内食もう一人前いかがですか」ともってきてくれた。

筋肉再生産

brand new macho


初台マンション11階の東向きの窓からは明治神宮、NHK、遠く東京タワーが見え、毎朝新しい太陽がのぼった。いつも元気一杯だった。


きっと空に融ける evaporated to the sky
冷たくて暗い地中でなく、空気がある空へ飛んで行けたら・・・と夢みます。もう呼吸はしなくていいのかもしれないけど。
脳から蝶

brain butterfly


脳への転移がわかった時は、もう駄目かもしれない・・・と不安にかられました。それでも、何度も大きな手術に耐え、前向きに治療を受けました。勲章ものでした。

燃える鬼

fire goblin


たまに、激しく怒ることがありました。上気して、早口になり、相手を追い詰めます。でも、口汚く罵ることはなかった。

花弁墓地 petal cemetery
病気とは無縁だった頃、甲州街道の大量安価花屋の前を通ると、「お葬式にはたくさんのバラがあるといいな・・・」と言ってました。
くちびる供養

lips in full bloom


生前、ほんとうによく食べ、よく喋ったこと!ご馳走を味わったり、自慢したり、愚痴を言ったり、歌ったり泣いたり。一番供養が必要なのは口かも。ご苦労さまでした。